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THERMAL TECH. INSIGHTS BY ZAWARD

メルマガ配信日 2024.4.16

発行:放熱設計&提案のザワード

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いつもお世話になっております。

株式会社ザワードマーケティング部です。

東京ではようやく気候が穏やかになってきました。

今年は桜の開花が遅かったように感じますが、
皆様の地域ではいかがでしたか?
弊社付近には桜の名所(播磨坂)があり、現在は既に葉桜となっていますが、
毎年開催される「さくらまつり」は大きく時期を外していました。笑
しかし、その後一週間後に
息をのむような素晴らしい景色を見せてくれました。

さて、このような景色をできるだけ永く、

未来に残したいという気持ちを持つ方は多いはず。

今回のメルマガは、実に珍しく、【環境問題】をテーマにしました。

『環境問題なんてまだまだ縁遠い話だよ』

『見切り発車でペーパータオル廃止しました!』

という方向けの内容をお届け致します。

─目次───────────────────────────

1.環境対策、簡単だけど重要な一歩を解説

2.ヒートシンク提供業者のCO2排出ポイント

3.編集後記

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【1.何から始める?簡単だけど重要な一歩を解説】

環境問題

聞く人により、この言葉がどれだけ身近に感じるかは

異なると思います。

プライベートと職場でも、意識は若干異なるかもしれません。

弊社ザワードにとっても、

環境問題というのは決して遠い未来の話ではなく、

近く取引先様からも変化を求められる、等

喫緊の問題であると捉えております。

こういった環境対策を、「取引先から言われるがまま」

ではなく、あくまで主体的に取り組むためには、

これを生き残り戦略として捉えるのが妥当かもしれませんね。

さて、いざ環境対策に取り組みましょう!!!

【わが社の環境対策(ババン!)】

一、ゴミの削減

二、節電

三、ペーパータオルの廃止

………的な、見切り発車はしていませんか?

どれも環境対策として有効な施策だと考えられますが、

『会社で出たゴミを家に持ち帰ればいいのかな?(;^ω^)

 

『真っ暗闇で仕事はちょっとキツイかな(;^ω^)

 

等の声が挙がってくる可能性も否めません。

こういった、「ルールの抜け道を作り始める現象」や

「極端な選択を取りストレスが溜まる現象」を解消するために、

本項のタイトルに帰ります。

「環境対策、簡単だけど重要な一歩」

それは、『現状把握』です。

今自社の事業がどれだけの温室効果ガスの排出に
関与しているかを把握していくことが重要な一歩となり、

更にそこからの環境へ配慮した取り組みが
一つ一つ意味のあるものだと感じることができ、
全社での継続的な取り組みに寄与していくものと考えられます。

では具体的にどの数値を観察するか、

ここは企業ごとの目的により異なると思いますが、

まずは「脱炭素社会」に寄与しようとする企業を

ターゲットとし、「CO2排出量

を基準に見ていきたいと考えました。

【2.ヒートシンク提供業者のCO2排出ポイント】

CO2排出量の計算方法はとっても重要ですが、

知りたい方は環境省のサイト

などに記載がありますので、ご参照ください。

特に今回は、サプライチェーンを通じた

Scope1Scope2Scope3

といった分類でCO2排出量を観察する方法

に着目したいと思います。

Scope1 ? Scope2 ? ……どういうこと? ですよね。

Scope1、Scope2はそれぞれ、
自社で消費した燃料と電力から、排出量を計算します。

Scope3では、サプライチェーンの上流と下流
それぞれの工程に着目し、

消費電力/輸送・配送/廃棄/通勤……

などの、あらゆる切り口から、

排出されるCO2の量を

全体的に捉える取り組みになります。

ザワードですと、

ヒートシンクの製造から提供、そして廃棄まで

ということになりますが、

ざっと列挙すると、以下のような場面になります。

ヒートシンクの提供に係るCO2排出箇所は

上流工程では

・原材料(アルミや銅)の製錬に係る排出

・工場で使用する機械の製造にかかる排出

・工場で使用する燃料や電力に係る排出

※電力の発電方法によってもCO2排出量は異なりますよね

・船や飛行機による輸送や、乗るまでの鉄道/車両による輸送に係る排出

・アルミ屑や工業用油等の廃棄(再利用?)に係る輸送

下流工程では

・販売した製品の使用に係る排出

・販売した製品の廃棄に係る排出

等…多岐に渡ることが分かります。

なかでも運送や一般産業に関する温室効果ガス排出量

の割合は非常に高く、着目すべき点と言えます。

特にアルミニウムの製錬では、

非常に多くの電力を必要としますが、

やはりその業界でも

脱炭素の動きが活発化しています。

つまり、どのようにしたら省電力で、

より温室効果ガスの排出を減少させられるか、

そういった議論がされているようです。

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余談になりますが、ザワードの提供製品の中には

販売した製品の使用について、

特に省電力化が進んでいる製品があります。

それは『ECファン』。

特に、環境配慮の意識が高い欧州では

非常に需要が高く、既に運用がスタートしておりますが、

日本ではあまり普及していないです。

ECファンは従来のACファンに比べて

電力消費の効率が良い

・のに、DCファンのような細かな操作が可能

という大きなメリットがあります。

弊社でもまだまだ提供実績はありませんが、

日本の企業にとっての必要性をよく勉強し、

本格的な提供に向けて準備を進めているところです。
(頭の片隅に置いていただければと思います。)

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話はまだまだ尽きませんが、

そろそろ読者の皆様からのあくびの気配を感じますので、

今回はこの辺にしておきます(^^)/

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今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

放熱・冷却に関するご質問などあればお気軽に

お問い合わせください。

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